前回に続き、UxS IBP 23ネタです。ここでは、その1でフォーカスした水上標的転用自爆USVについてもう少し詳しく見ていきます。
当該標的は4MTD1833という機番を付されているようですが、SDSTは少なくとも5隻参加しています。その1でも書いた通り4MTD1833は爆薬を積んで自爆することで非自走水上標的を攻撃したものとみられます。4MTD1833は艇首に複数の突起が見られ、これは標的との接触を検出するためのセンサでしょう。また、マスト中段に他の艇には無いセンサを積んでいることも特徴的です。座席をくりぬいて爆発物の搭載スペースを確保しているDIY感あふれるみてくれが素敵(?)
さてこの自爆USVの攻撃の様子と思われる映像がShield AI社のTwitterアカウントに投稿されました。30秒頃からの爆発のシーンで、よく見ると爆発の直前に比較的大きなバージ(標的)に小さな点(おそらく自爆USV)が接近し、重なる様子が見て取れます。
Robots launching robots. V-BAT flying from drone ships. It doesn't get much cooler. During the #USNavy 3rd Fleet Integrated Battle Problem 23.1 exercise, we launched #VBAT from a Sea Hawk unmanned surface vessel (which doesn't have a flight deck). pic.twitter.com/6yGvCtLN8l
— Shield AI (@shieldaitech) 2023年5月22日